ながさき移住コンシェルジュNagasaki Migration Concierge

駅前不動産
野見山 壽之さん

 移住するにあたり、まず必要になるのは「家」。つまり住む場所です。その際にお世話になるのが不動産屋さんですが、ここ「駅前不動産」はちょっとユニーク。一般的には住みたい場所や家賃、間取りなどの希望を聞きだしたら、物件を見に行きますが、野見山さんは違います。「今日は時間ありますか?せっかくなら大村を案内しますよ」と声かけ。時には「夜、暇だったら飲みに行かない?」とも。
 なぜそこまで親身になれるのか。それは野見山さん自身が移住を経験しているからこそ。「うちには東京や埼玉など都会から就農のために移住を希望する来店者が多い。こっちに知り合いもいなければ、大村のこともあまり知らない。少しでも不安を取り除いてあげられれば」と笑顔で話します。時には大家さんと交渉をすることも。「移住するために仕事を辞めて大村に来る→だけど収入がない→大家さんが貸してくれない。なかには長崎県内に保証人がいないと借りられないという場合もあり、それがネックでなかなか移住が決まらないケースもあります」。野見山さんの熱意が大家さんに通じ、無事に入居できた時は喜びもひとしお。お世話した人が後日、「トマトが初めてとれたから」と持ってきてくれた日のことは今でも忘れられません。


 野見山さんが一番大事にしていることは「人もうけ」。これは前職の銀行マン時代の知恵だといいます。「ひと言でいうなら人脈をつくること。人間味のある人のところに人は集まるし、いい評判がまた次のお客さんを連れてくる。“テイク”ばかりじゃなくて、“ギブ”しておけばそれがいつか自分に返って来ると思っています」。その言葉どおり、野見山さんを頼って移住の相談に訪れる人も多い。「相談がなくても誰でもウェルカムです。店内には中古住宅から出た本やレコードも並べています。大きなスピーカーもあるので、懐かしい音に癒されに来てください」。もはや不動産屋さんという概念を超越した、コミュニティスペースのような存在なのです。


 大村で暮らし始めて27年。生まれ育った地元の福岡より長く住んでいるという野見山さん。「シーカヤックできる場所がないか?という問い合わせが増えてきました。大村湾は波も穏やかだし、拠点を整備したら移住者がもっと増えるかもね」と大村の未来に期待を寄せます。


 プライベートの楽しみは畑仕事。海の近くにある土地を購入し、野菜を育てたり井戸を掘ったり。目下の夢は五右衛門風呂の露天風呂をつくること。「畑仕事で汗をかいたら、海を眺めながら風呂に入って汗を流す。もう最高じゃないですか」。


社名 有限会社 駅前不動産
所在地 〒856-0826 長崎県大村市東三城町7-9 富士ビル1F
連絡先 TEL 0957-20-7161/FAX 0957-20-7168